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省力化セッターのご提案!
Vol.114 2021年3月29日
皆様、こんにちは。
明日咲く通信 編集局長です。
桜が各地で開花し始め、いよいよ春の訪れを感じる季節となりました。
いよいよワクチン接種が国内で広まり、
コロナ禍の出口はすぐそこ、と思いたい毎日ですが
リバウンドの懸念もあり、まだ予断を許さない状況がしばらく続きそうですね。
そんな中、オリンピック・パラリンピックに向け、福島県から聖火リレーがスタートしました。
いよいよ大会は4ヶ月後に迫りました。
私はボランティアを通じて国際交流を楽しみにしていましたが、海外からの観客受け入れ断念となり残念です。
しかし、こんな状況だからこそ、東京から発するメッセージに世界は注目していると思います。
どんな形であれ、Tokyo2020はオリジナリティにあふれ、世界の人々を元気づけ、心に残る大会になって欲しいと思います。
さて、今号では、省力化セッターと題し、多孔質炭化ケイ素セラミックスをご提案いたします。
また、後半のケ・セラセラミックのひとことでは、昨年の大河ドラマ「麒麟が来る」についての感想を寄せていますので、どうぞ最後までお読み下さい。
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◆今月のお知らせとホームページ更新状況◆
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省力化セッターのご提案!
最近話題となっております固体電池、圧電素子等の製造や、3Dプリンタによる加工ワークの熱処理では、セッターの仕様として気孔率、熱伝導、強度、表面粗度について様々なご要望をいただくケースが増えております。
そこで今号では、弊社オリジナルの多孔質炭化ケイ素(SiC)セラミックス【AZPS40】を使用したセッターをご提案いたします。
セッターをお求めのお客様からは、
- ・ワークが固着しないように、面を粗くして欲しい。
- ・変形しにくく、ワークを歪めない素材が欲しい。
- ・ワークとの反応を防ぎたい。(ワークに焼成痕を付けたくない。)
といったご要望を多くいただいております。
このご要求に自信を持ってお応えできるセッター素材、それが、多孔質SiCセラミックス【AZPS40】 です。
<AZPS40の特性>
・気孔率 40%
・熱伝導率 70W/m・K
・曲げ強度 80MPa
・表面粗度 Ra2μm
通常の緻密なセラミックスでは、面粗度を大きくするためにはブラストなどで面を荒らす必要がありますが、多孔質セラミックスは気孔の存在により荒らす必要がありません。
そのため、ワークの離型性を高めます。
また、炭化ケイ素は熱伝導性がよく、比熱容量が小さいため、熱しやすく冷めやすい利点もあり、処理時間の短縮も可能です。
多孔質炭化ケイ素セラミックスが御社の熱処理工程の省力化に貢献します。
ご評価用のセッターについて、150角×4t以下の大きさであれば無償でお試しいただけますので、是非一度、弊社にお問い合わせ下さい。
(多孔質SiCセラミックスセッター: 加工事例)
【お問い合わせ先】
アスザック株式会社 ファインセラミックス事業部 技術営業チーム
TEL:026-248-1626、FAX:026-251-2160
または、お問い合わせフォームからもお問い合わせ・ご注文を承ります。
多孔質セラミックスのページをリニューアルしました!
新しくAZPV60とAZPVS60 がラインアップに加わりました。
そこで新しくHPをリニューアルしましたので是非ご覧ください。
こちらの画像をクリックしてご覧ください。
薄く反ったワークでもしっかり吸着できるテーブルや、急熱急冷が求められるセッターとして自信を持っておすすめできる新素材です。
これからも、多孔質セラミックスのことならアスザックにお任せ下さい!
Fセラニュースを更新しました
繊維強化SiC複合材料の熱膨張、熱衝撃ならびに破壊靱性
技術設計者が、セラミック複合材料を選択する重要な基準の一つは、熱膨張挙動であり、特にこの熱物性の異方性である。PCS-SiC/RB-SiCの機械的性質は、十分満足のいくものではないこともあるが、熱膨張係数は3.5から4.5×10-6 Kで、その異方性因子が1の材料である。炭素繊維/RB-SiCでは、その純粋な素材の絶対値から考えて、期待された特徴的な異方性が見出された。
続きはこちらから→
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◆ケ・セラセラミック のひとこと◆
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こんにちは。
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
大阪営業所の布施谷です。
寒かったり、暑かったり、体調管理が大変な時期ですが、如何お過ごしでしょうか。
また、コロナというキーワードにも、もう慣れてしまった環境が恐ろしいですよね。
私は至って健康ではありますが、花粉が出始めてやばい状況です。
そんな中での楽しみは、既に終わってしまいましたが、大河ドラマの『麒麟が来る』の明智光秀、久々に良かったドラマです。
その明智光秀については、私の歴史感が変わりました。
教科書や僅かな自分の知識での明智は織田信長を暗殺した裏切り者としてのイメージであまり良くなかったのですが、今回のドラマで全く印象が変わりました。
特に印象として強く残っているのは、織田信長を取り巻く環境の中、明智と羽柴の、信長に対する取り入れ方の違いです。
自分の信念を曲げずに信長に進言する明智と、御用聞きに徹することで、信長の信頼を掴む羽柴。
進言するものより、言うことを聞く人が重宝される。
全く異なる人物として描かれており、明智から羽柴に肩入れしていく信長に、観ていて心苦しく思えました。
それらは、現代社会でも通じるものがあると感じました。
また、今回の題名にもなった麒麟が来るの「麒麟」についてもう少しお話をさせていただければと思います。
麒麟とは中国神話に現れる伝説上の架空の生き物で、四種霊獣の一種です。四種霊獣とは、龍・鳳凰・霊亀・そして麒麟だということです。
日本でも、お会いすることができるのです。・・・・・・・
福岡 太宰府にある麒麟像
東京 日本橋にある麒麟像
ご存知の通り、キリンビールラベル
この四種の霊獣が神として崇められており、身近な存在であったとの事です。
麒麟は穏やかな世の中になった時に現れる霊獣だということです。
今の世の中、何があっても不思議ではない様々な事が身近に起きておりますが、
閉塞した世の中に麒麟が来て欲しいと願うのは、現代に共通した思いがあるのではないかと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次号のメルマガもどうぞ楽しみにお待ちください。
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