セラミックスの製造工程
セラミックスの工程
ファインセラミックスができるまでをご紹介します。
PROCESS1
原料を調合
微細、高純度なセラミックス原料を成形に必要なバインダーと溶媒に混合し、ボールミルにて粉砕、スラリー化します。
PROCESS2
造粒
スラリー化されたファインセラミックス原料は、
スプレードライヤー装置にて顆粒状に造粒されます。
この顆粒は概ね80ミクロン程度の微細な顆粒です。
酸化物、窒化物、炭化物などのセラミック原料に、
焼結助剤、強化剤・複合化剤、成形助剤などの添加物を加え、粉砕・混合・混練します。
PROCESS3
成形
造粒された顆粒はラバー型などに詰め、CIP(Cold Isostatic Press)装置にて静水圧をかけることで成形されます。
PROCESS4
生加工
CIP成形では大まかな形状にしかできない為焼成前にグリーン加工を行い、焼成による収縮を考慮し加工を行います。
PROCESS5
焼成
生加工されたセラミックス成形体は、
ガス炉、電気炉、真空炉、ホットプレス、HIPなどで焼成します。
焼成上りの素材(焼結体)の外観、寸法確認、
カラーチェック(浸色探傷)をし、合格品のみ次工程にいきます。
PROCESS6
2次加工
焼成されたセラミックスを、最終的な製品寸法に加工します。
弊社では、平面研削盤、ロータリー研削盤、フライス盤、円筒研削盤、マシニングセンターなどを所有しています。
セラミックスはダイヤに次ぐ硬さを持つため、加工にはダイヤモンド工具を用いて行います。
PROCESS7
検査
加工が終了した製品は、最終的に図面規格を満たしているか検査を行います。製品に欠け、チッピング、クラックなどが無いか目視検査を行います。3次元測定機、ノギス、ピンゲージなどを使用して寸法を確認します。
弊社ではISO9001を取得し、トレーサビリティーの取れた検査装置を使用して検査を行っております。
PROCESS8
洗浄・梱包・出荷
寸法など検査が終了した製品は弊社の洗浄フローに基づき、洗浄され、クリーンブースにて梱包し、お客様の元へ出荷されます。
お問い合わせ
特注サイズや形状も、1点から承ります。
お気軽にお問い合わせください。
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アスザック株式会社
ファインセラミックス事業部受付時間:9:00~17:00(土日祝休み)
FAX : 026-251-2160