元素分析|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
元素分析
有機物は燃焼法でC、H、Nを求める。無機物の溶液の場合はICPなどを用いるが粒子の場合はEPMAやSIMSを用いることができる。
有機物を酸化させ、炭素はCO2、窒素はNOx、水素はH2Oに変換し、その後還元して、C、H、Nを求める。
この含有量を測定すれば大まかな被覆量がわかる。
この方法は多元素が同時に分析でき、その濃度がppm~ppbレベルと高く、定量性に優れている。
また、測定できる元素がAAと比較して多い。
分析感度は数ppm~0.01ppmレベルである。元素毎にカソードランプを交換しなくてはならない、共存元素に注意が必要である。
検出感度に比べて装置の価格が安いという特徴がある。
参考文献;きちんと知りたい 粒子表面と分散技術/小林敏勝・福井寛 著
燃焼法
有機物で被覆されている場合この方法を用いる。有機物を酸化させ、炭素はCO2、窒素はNOx、水素はH2Oに変換し、その後還元して、C、H、Nを求める。
この含有量を測定すれば大まかな被覆量がわかる。
誘導結合プラズマ発光分析(ICP)
溶液をアルゴンの流れにのせて高周波プラズマ中に噴射し、励起された元素の発光スペクトルから分析する。この方法は多元素が同時に分析でき、その濃度がppm~ppbレベルと高く、定量性に優れている。
また、測定できる元素がAAと比較して多い。
原子吸光(AA)
溶液をアセチレンフレームに噴射することによって測定元素を原子化し、この蒸気に元素に固有の光を通し吸光量から濃度を求める。分析感度は数ppm~0.01ppmレベルである。元素毎にカソードランプを交換しなくてはならない、共存元素に注意が必要である。
検出感度に比べて装置の価格が安いという特徴がある。
参考文献;きちんと知りたい 粒子表面と分散技術/小林敏勝・福井寛 著
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