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粒子の表面の濡れ性|セラミックス技術コラム

セラミックス技術コラム

粒子の表面の濡れ性

粒子の表面が水に濡れやすい親水性か、油に濡れやすい親油性かは粒子を利用する際に重要である。

油や高分子樹脂の中に粒子を分散する場合、粒子表面が親水性の場合には粒子どうしが凝集し、分散性が悪くなる。

この場合、粒子の表面処理によって粒子を疎水性にして分散を向上させる。このように濡れは分散の第一歩である。

濡れには大きく、①拡張濡れ、②浸漬濡れ、③付着濡れがある。

拡張濡れはガラス表面に水が濡れ広がるような濡れで、塗装時の塗料やハンダ付けなどに必要な濡れである。

浸漬濡れは固体を液体に浸した時の濡れで、毛細管の中が濡れていくのも浸漬濡れである。

粒子の分散、呼吸の濡れで、接着剤、防水加工などに重要な濡れである。

材料の濡れを評価する場合は材料表面に液を接触させるが、粒子の場合はいろいろな方法がある。



参考文献;きちんと知りたい 粒子表面と分散技術/小林敏勝・福井寛 著

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