抵抗発熱体|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
抵抗発熱体
固有抵抗Rの導体または半導体に電流Iを通電すると、ジュール熱I2Rが発生する。
抵抗発熱体はこの発熱現象を利用しており、発熱抵抗値と優れた耐熱性が要求される。
実用化されている発熱体は材料的に金属系と非金属系に大別できる。
金属発熱体にはNi-CrやFe-Crの合金系、Pt-Rhなどの貴金属系、Ta、Mo、Wなどの高融点金属系がある。
合金系はよく知られているが、耐熱温度は1200℃までとあまり高くない。
貴金属は高価である。
高融点金属系は2000℃以上の高温に耐えることが出来るが、H2、Arあるいは真空などの特殊雰囲気の中でしか使用できない。
非金属発熱体には炭化ケイ素(SiC)、ケイ化モリブデン質(MoSi2)、ランタンクロマイト(LaCrO3)、ジルコニア質(ZrO2)そして炭素系(C)などがある。
いずれもセラミックスの範疇に入るので、これらをセラミックス発熱体とも言う。
セラミックス発熱体の特徴は炭素以外は酸化による消耗が少ないことであり、大気中1200℃以上の高温を必要とする電気炉の熱源として広く使用されている。
参考文献;半導体セラミックスの応用技術 / シーエムシー出版
抵抗発熱体はこの発熱現象を利用しており、発熱抵抗値と優れた耐熱性が要求される。
実用化されている発熱体は材料的に金属系と非金属系に大別できる。
金属発熱体にはNi-CrやFe-Crの合金系、Pt-Rhなどの貴金属系、Ta、Mo、Wなどの高融点金属系がある。
合金系はよく知られているが、耐熱温度は1200℃までとあまり高くない。
貴金属は高価である。
高融点金属系は2000℃以上の高温に耐えることが出来るが、H2、Arあるいは真空などの特殊雰囲気の中でしか使用できない。
非金属発熱体には炭化ケイ素(SiC)、ケイ化モリブデン質(MoSi2)、ランタンクロマイト(LaCrO3)、ジルコニア質(ZrO2)そして炭素系(C)などがある。
いずれもセラミックスの範疇に入るので、これらをセラミックス発熱体とも言う。
セラミックス発熱体の特徴は炭素以外は酸化による消耗が少ないことであり、大気中1200℃以上の高温を必要とする電気炉の熱源として広く使用されている。
参考文献;半導体セラミックスの応用技術 / シーエムシー出版
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