セラミックスのクリープ現象|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
クリープ現象
高温において材料に一定応力を負荷すると、時間の経過と共にクリープが生じ、強度を低下させる原因の一つと考えられている。
このクリープ現象は転位の運動、粒界の滑り、あるいは副成分相の軟化など、いくつかの原因が考えられる。
典型的なクリープ挙動をひずみ-時間の関数として示すと以下のようになる。
通常クリープ曲線は、応力負荷直後の瞬間的変形の後、
①時間とともにクリープ速度が小さくなる遷移(1次)クリープ領域
②クリープ速度が一定な定常(2次)クリープ領域
③クリープ速度が急速に増加し破壊に至るまでの加速(3次)クリープ領域
に分類される。
金属材料と比較するとセラミックスは、より高温まで強度が保持されることは明らかであり、特に炭化ケイ素は強度の温度依存性が小さく、高温での使用が可能であることがわかる。
ただし、セラミックスの強度は部品寸法・形状に大きく依存するため、設計応力レベルの設定は慎重に考慮する必要がある。
サヤ板のクリープテストの様子はこちらからご覧頂けます。

参考文献;ファインセラミックス技術ハンドブック/日本学術振興会
このクリープ現象は転位の運動、粒界の滑り、あるいは副成分相の軟化など、いくつかの原因が考えられる。
典型的なクリープ挙動をひずみ-時間の関数として示すと以下のようになる。
通常クリープ曲線は、応力負荷直後の瞬間的変形の後、
①時間とともにクリープ速度が小さくなる遷移(1次)クリープ領域
②クリープ速度が一定な定常(2次)クリープ領域
③クリープ速度が急速に増加し破壊に至るまでの加速(3次)クリープ領域
に分類される。
金属材料と比較するとセラミックスは、より高温まで強度が保持されることは明らかであり、特に炭化ケイ素は強度の温度依存性が小さく、高温での使用が可能であることがわかる。
ただし、セラミックスの強度は部品寸法・形状に大きく依存するため、設計応力レベルの設定は慎重に考慮する必要がある。
サヤ板のクリープテストの様子はこちらからご覧頂けます。

参考文献;ファインセラミックス技術ハンドブック/日本学術振興会
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