弾性率試験|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
弾性率試験
ファインセラミックスの各種評価規格(2)
ファインセラミックスの弾性率試験法(JIS R 1602)
この規格は、常温におけるファインセラミックスの弾性率試験方法で、1986年に制定された。静的な荷重を加え、それによって生じる弾性変化を測定し、応力とひずみとの関係から求める静的弾性率と、試験片に強制振動を与え、その共振周波数の測定または超音波パルスの伝ぱ速度の測定から求める動的弾性率の2つの方法がある。
静的弾性率試験方法
荷重を原則としてJIS R 1601(ファインセラミックスの曲げ強さ試験方法)で予想される強さの70%以上の範囲とし、応力-ひずみ曲線の直線領域でクロスヘッド速度0.5mm/min以下で荷重を加える。ひずみ測定は抵抗線ひずみゲージによる測定、たわみ角による測定、荷重点の変位および試験片中央部の変位の測定により求める。それぞれの方法により測定したひずみを使用して弾性率を計算する。
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