物性測定の話し5~電気特性(2)~|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
物性測定の話し5
~電気特性(2)~
電気特性の話として「誘電率」があります。
セラミックス・プラスチックは通常、絶縁体です。
絶縁体は誘電体であると言えます。
絶縁体を電場に置くと分極をします。この分極のしやすさが誘電率です。
物質は通常、電子(-)が原子(+)の周りを取り囲んでおり混在していますが、分極すると、 電子(-)、原子(+)それぞれが同じ方向に集まります。
誘電体で有名な素材はチタン酸バリウムがあります。
コンデンサなどに使用されており、電気製品には欠かせない素材です。
チタン酸バリウムなどの誘電体の焼結にはジルコニアの棚板が有効です。
アルミナの棚板では反応を起こしてしまい焼結しません。
誘電体の焼成で困っている方がいらっしゃいましたら、弊社素材ジルコニアおよびジルコニア溶射棚板の使用を検討してみてはいかがでしょうか。
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