物性測定の話2~ヤング率~|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
物性測定の話2
~ヤング率~
金属や樹脂では変形してしまい、使用できない箇所にセラミックスを検討してみてはいかがでしょうか。
その際、注目する物性は「ヤング率」です。
「ヤング率」とは「弾性率」の一つで、「剛性」を示す指標となります。
どのような素材も荷重がかかるとひずみが生じて変形します。
荷重がかかっても変形しにくい事がセラミックスの特徴です。
金属のヤング率はアルミニウムが約70GPaで銅が約100GPaとなっています。
弊社素材では炭化ケイ素(ASiC)が最も高く、約430GPaですので、同様の素材形状で同荷重をかけた場合、炭化ケイ素のたわみ量はアルミニウムの1/6倍、銅の1/4倍となります。
すなわち、同様の素材形状でアルミニウムが約6mmひずんだ荷重では銅では約4mmとなりますが、炭化ケイ素では約1mm程度のひずみとなります!
荷重をかけて変形してほしくない精密な箇所や、寸法が重要となる箇所に弊社素材をご検討ください。
※弊社製品と金属・樹脂の比較が「一般素材との物性比較」にあります。
そちらをご参照の上、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
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