セラミック設計-4 「ボルト形状-2」｜セラミックス技術コラム

アスザックの標準的なボルト検査方法に関してご説明致します。

M4を超えるものの検査は市販SUSネジ(JIS規格品)を使用しております。
M4又はM4以下（ユニファイネジNo.8-32unc以下）の検査はネジゲージをしております。
使用す るネジゲージは下記のタイプです。

　1. メートル並目ネジ用限界ゲージ： JIC B 0251 2B
　2. メートル細目ネジ用限界ゲージ： JIC B 0251 2B
　3. ユニファイ並目ネジ用限界ゲージ： JIS B 0255 2B
　4. ユニファイ細目ネジ用限界ゲージ： JIS B 0256 2B

ネジゲージとは下図のように谷径の異なるネジが左右に加工してあり、谷径の小さなネジが入り、谷径の大きなネジが入らなければ合格とするものです。

ネジゲージ検査を必要とする精度は、焼成後の後加工が必要となります。
後加工は時間が掛かり原価を上げる大きな要因となりますので、なるべくM5以上のネジを使い、SUSネジによる検査（焼きっ放し状態）で済ませることも価格を下げる一つの方策です。